◆【映画】『トゥームレイダー』(2001年)の作品情報
- 監督:サイモン・ウェスト
- 脚本:パトリック・マセット、ジョン・ジンマン
- 原案:サラ・B・クーパー、マイク・ワーブ、マイケル・コリアリー
- 出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・ヴォイト 他
- 配給:パラマウント、東宝東和
- 公開:2001年
- 上映時間:100分
- 製作国:アメリカ、イギリス、ドイツ、日本
- ジャンル:アクション、アドベンチャー
- 視聴ツール:U-NEXT、吹替、自室モニター、nwmヘッドフォン
◆キャスト
◆あらすじ
『トゥームレイダー』は、世界中の遺跡を巡り、失われた秘宝を探し出すトレジャーハンター、ララ・クロフトの冒険を描いたアクション・アドベンチャー映画です。ララは、亡き父クロフト卿の遺した屋敷で、不思議な時計を発見します。その時計は、5000年に一度の惑星直列によって力を発揮する古代の秘宝「光のトライアングル」へ導く重要な手がかりでした。
しかし、その存在を狙う秘密結社イルミナティの一員パウエルが現れ、ララは時計を奪われてしまいます。父の遺した手紙から、光のトライアングルには時間を支配する力があると知ったララは、その力が悪用される前に秘宝を見つけ出そうと決意します。
カンボジア、そして極寒の地へと舞台を移しながら、ララは父の死の真相と、世界を揺るがす秘宝の謎に迫っていきます。
ここからネタバレありです。
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ララは、光のトライアングルの半片が隠されているカンボジアのアンコールワットへ向かいます。そこにはすでにパウエル一味も到着しており、激しい戦いの末、ララは半片を手に入れます。しかし、もう一方の半片を探すには、奪われた時計が必要でした。ララはやむを得ずパウエルと一時的に手を組み、残る半片が眠るシベリアへ向かいます。氷の湖の下で秘宝を発見したララは、ついに二つの半片を合わせ、時を超えて亡き父クロフト卿と再会します。父との再会を喜ぶララでしたが、クロフト卿は時間を支配する力は人間が持つべきものではないと告げ、トライアングルを破壊するよう命じます。ララは父を取り戻したい気持ちを抑え、秘宝を破壊します。その後、父を殺したのがパウエルだったことを知ったララは、最後の戦いで彼を倒します。父との別れを受け入れたララは、過去を変えるのではなく、自分の人生を前に進めることを選ぶのでした。
◆考察と感想
『トゥームレイダー』を久々に観ると、「2001年のハリウッドが作るゲーム映画ってこういう熱量だったよな」と妙に懐かしくなる。今でこそゲーム原作映画は珍しくなくなったが、当時はまだ“ゲーム映画=微妙”という空気が強かった。その中で、本作はかなり本気で“ララ・クロフト”というキャラクターを映画スター化しようとしていた作品だったと思う。
まず、この映画最大の魅力は間違いなくアンジェリーナ・ジョリーだ。これは誇張でも何でもなく、「アンジーを見る映画」と言っても成立してしまうレベル。黒いタンクトップ、デュアルハンドガン、長い編み込みヘア、そしてあの自信に満ちた目線。ゲームのララ・クロフトを“実在する存在”として成立させている。今観てもビジュアルの完成度が高い。
しかも単純に美しいだけではない。動きに説得力がある。ワイヤーアクションや銃撃戦も、アンジー本人の身体能力と存在感が強いから成立している感じがする。冒頭のロボットとの訓練シーンなんかは、正直ストーリー的には無くてもいい。しかし「ああ、この女は強い」と観客に叩き込む意味ではかなり重要な場面だったと思う。
一方で、ストーリーはかなりシンプルだ。古代遺跡、秘密結社、時間を操る秘宝、惑星直列――かなりB級冒険活劇寄りの設定である。だが、その“胡散臭さ”こそが本作の味でもある。リアル志向ではなく、「少年漫画的ロマン」を全力で映像化している感覚。だから細かい理屈を気にすると粗は多い。なぜそんな都合よく遺跡が動くのか、なぜ敵が妙に待ってくれるのか、ツッコミどころは山ほどある。
ただ、本作はそこを真面目に分析する映画ではない。遺跡に潜り、罠を突破し、秘宝を奪い合う。そのワクワク感を浴びる映画だ。『インディ・ジョーンズ』的な冒険活劇を、2000年代初頭のCGとスタイリッシュ演出で再構築した作品と言った方が近い。
あと意外だったのが、“父娘の物語”としてかなり感情寄りな作品だった点だ。ララは最初からずっと父親を失った孤独を抱えている。豪邸に住み、強く、何でもできるように見えるが、精神的にはかなり空虚だ。その空白を埋めるために危険へ飛び込んでいるようにも見える。
終盤で父親と再会する場面は、アクション映画としてはかなりエモーショナルだった。普通なら「過去を変えたい」と願ってしまう。しかし父は“時間を支配してはいけない”と告げる。この展開は、単なる秘宝争奪戦で終わらせず、「喪失を受け入れる物語」に着地させているのが良かった。
つまり本作は、“強い女”を描いているようでいて、本当は“孤独な娘”の話でもある。ララは無敵ではない。父を失った寂しさを抱え、それでも前へ進こうとする。その感情があるから、ただの派手アクション映画で終わっていない。
ただ、正直に言えば、映画として完璧かと言われると違う。テンポが妙に緩い部分もあるし、敵側の掘り下げも浅い。終盤の肉弾戦も「そこは銃使わないのか」と思ってしまった。ゲームファンからすると、遺跡探索の深みや緊張感が薄いと感じる部分もあるだろう。
それでも、この映画には独特の“勢い”がある。2000年代初頭特有の、まだCGが少し荒くて、でも全力でカッコつけていた時代の熱量がある。スマート過ぎない。少しダサい。でもそのダサさ込みで魅力的だ。
そして何より、「アンジェリーナ・ジョリー=ララ・クロフト」というイメージを世界中に焼き付けた時点で、この映画は成功している。後年のリブート版がリアル寄りになった今観ると、本作の“ゲーム感全開”な空気は逆に新鮮だった。
頭を空っぽにして冒険を楽しみたい時にはかなり良い一本。遺跡、銃撃、ワイヤーアクション、超古代文明、秘密結社――そういう単語にワクワクする人には刺さる作品だと思う。
◆知的な男のデスクアイテム
『トゥームレイダー』のように、古代の秘宝や未知の装置にワクワクする映画を観ると、
自分のデスク周りにも少しだけ“ロマン”を置きたくなる。
ただの文房具ではなく、目に入るたびに気分を上げてくれるアイテムがあると、
作業机や書斎の印象も変わってくる。
このホバーペンは、宙に浮いているように見える近未来的なデザインが魅力。
映画好き、ガジェット好き、そしてデスク周りに清潔感と遊び心を出したい男には、
かなり相性のいい一本だ。
◆モテ男目線の考察
本作を観ると、“自信を持って行動できる人間”はやはり魅力的だと感じる。ララは圧倒的に強いが、ただ暴れるだけではなく、自分の信念を持って動いている。モテる男も同じで、他人の評価だけで動く人より、「自分はどうしたいか」を持っている人の方が魅力的に映る。また、ララは最後に「過去に執着し続ける」のではなく前へ進む選択をした。過去を引きずり過ぎず、自分の人生を進める姿勢は、男としても大事だと思った。
◆教訓
本当にモテる男は、過去に執着し続けるのではなく、喪失や孤独を受け入れた上で前へ進める男だ。
◆似ている作品・おすすめ映画
『トゥームレイダー』のような作品が好きな人には、“強い主人公が世界規模の危機へ立ち向かうアクション映画”がおすすめだ。銃撃戦、ミッション、サバイバル感、そして少しゲーム的な世界観を楽しめる作品は、本作と相性が良い。
◆評価
| 項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| ストーリー | 17 / 20 | 秘宝設定は王道。 冒険感は強い。 展開はやや単純。 |
| 演技 | 18 / 20 | アンジーが圧倒的。 存在感が抜群。 敵役も悪くない。 |
| 映像・演出 | 18 / 20 | 遺跡演出が良い。 CGは時代を感じる。 アクションは派手。 |
| 感情の揺さぶり | 16 / 20 | 父娘要素は熱い。 感動は控えめ。 余韻は浅め。 |
| テーマ性 | 16 / 20 | 時間と喪失が題材。 孤独感はある。 深掘りは少ない。 |
| 合計 | 85 / 100 | 冒険映画として優秀。 アンジーの魅力全開。 王道アクションを楽しめる。 |
◆総括
『トゥームレイダー』は、アンジェリーナ・ジョリーの圧倒的な存在感と、2000年代初頭らしい勢いのあるアクション演出が魅力のアドベンチャー映画だ。遺跡探索、秘密結社、古代秘宝、時間を巡る設定など、“冒険映画らしいロマン”が詰め込まれており、細かい理屈よりもワクワク感を楽しむタイプの作品である。
特にララ・クロフトというキャラクターの完成度は高く、強さと孤独を併せ持つ主人公像が印象的だった。単なる派手なアクションだけではなく、父を失った娘としての感情も描かれており、終盤の父娘の再会には意外なほど感情を動かされる。
ストーリー自体はシンプルで粗もあるが、それを補って余りある“ゲーム感”と勢いが本作にはある。アンジェリーナ・ジョリー版ララ・クロフトだからこそ成立した作品であり、今観てもなお独特の魅力を放っている。頭を空っぽにして、秘宝を巡る冒険とスタイリッシュなアクションを楽しみたい人には十分おすすめできる一本だ。






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