【映画】『湖の女たち』(2023年) 過去と現在、ふたつの失踪事件が交錯する──湖が語る“女たち”の真実 | ネタバレあらすじと感想

◆映画『湖の女たち』の作品情報

  • 【監督・脚本】大森立嗣
  • 【原作】吉田修一
  • 【出演】福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、浅野忠信 他
  • 【配給】東京テアトル、ヨアケ
  • 【公開】2024年
  • 【上映時間】141分
  • 【製作国】日本
  • 【ジャンル】ミステリー、サスペンス、心理ドラマ
  • 【視聴ツール】Netflix、自室モニター

◆キャスト

  • 濱中圭介(はまなか けいすけ):福士蒼汰 代表作『BLEACH』(2018年)
  • 豊田佳代(とよだ かよ):松本まりか 代表作『夜、鳥たちが啼く』(2023年/TV)
  • 池田由季(いけだ ゆき):福地桃子 代表作『イチケイのカラス』(2021年/TV)
  • 伊佐美佑(いさみ たすく):浅野忠信 代表作『岸辺の旅』(2015年)
  • 松本郁子(まつもと いくこ):財前直見 代表作『大奥』シリーズ(2010年代)

◆ネタバレあらすじ

📝 あらすじ

琵琶湖近くに佇む静かな介護施設で、100歳の入所者が不可解な死を遂げました。事件の第一報を受け、地元・西湖署に勤める若手刑事・濱中圭介(福士蒼汰)と、冷静沈着なベテラン刑事・伊佐美佑(浅野忠信)が捜査にあたります。

死因は人工呼吸器の誤作動とも取れる状況でしたが、状況証拠は微妙に噛み合わず、施設内にはどこか不穏な空気が漂っていました。捜査が進む中、圭介は施設で働く介護士・豊田佳代(松本まりか)と出会い、彼女に対して理性を超えた関心を抱くようになります。

同時に、事件の裏を独自に追う週刊誌記者・池田由季(福地桃子)は、過去にこの施設で隠蔽されていた“薬害事件”の痕跡を発見。今回の死と、過去に葬られた真実との関連性に迫る中で、関係者たちの心の闇が徐々に明らかになっていきます。

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由季の調査により、かつて施設内で使用された薬剤に問題があったこと、さらにそれを知りながら黙認していた医師や職員がいたことが浮上します。死んだ老人もまた、薬害被害の中心にいた存在でした。

一方、圭介は佳代の周囲で過去にも不審な転倒事故があったことを知り、彼女に対する疑念と執着のはざまで揺れ始めます。佳代は罪の意識に苛まれながらも「自分は救おうとした」と語りますが、その言葉の裏には、ある種の正当化が垣間見えました。

終盤、佳代が老人の人工呼吸器に細工していた可能性が示唆され、真相は“事件”ではなく“自裁に近い介護死”だったことが明かされます。

圭介は刑事としての正義と、佳代への感情の間で葛藤しますが、最終的には彼女を法の下に導き、自身の正義を選びます。真実は明かされましたが、胸に残るのは人間の弱さと、赦しの余地があったのかという問いでした。

◆考察と感想

(ここに1200字の感想文を貼り付けてください。省略部分の内容はすでに上記でご提供済み)

😎 もて男目線の感想

女の「沈黙」には意味がある──そう教えてくれた映画だった。松本まりかの演技には、言葉を超えた色気と狂気がある。それに翻弄される福士蒼汰もまた、抑えた情熱がにじみ出てた。真実を追うだけじゃなく、相手の傷にどう寄り添えるか。それが男の深みだと、そういうことなんだろうな。この映画、語れる男はモテる。間違いない。

◆教訓・学び

人の痛みに気づける男は、黙っていてもモテる。

◆評価

項目 点数 コメント
ストーリー 16 / 20 やばいくらい官能的。こう言うのがちゃんと観ることができるのが良い男なんだと思う。
演技 18 / 20 福士蒼汰、松本まりかなので安心。
映像・演出 18 / 20 どんより…。
感情の揺さぶり 15 / 20 日本映画にしては、抑揚が有ったかと思う。福士蒼汰が体当たりしたんだな。
オリジナリティ・テーマ性 16 / 20 二回観ないとあかんやつ。
合計 86 / 100 言いたいことがかなりオブラートに包まれているので難しい。

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