【映画】『ミッドナイト・ランナー』(2015年) 行動派×理論派 警察学校コンビが夜の街を駆け抜ける! | ネタバレあらすじと感想

アクション

🎬 映画『ミッドナイト・ランナー』(2015年/韓国)レビュー

◆作品情報

  • 英題:Midnight Runners
  • 監督:キム・ジュファン
  • 出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル、ソン・ドンイル、イ・ホジョン、パク・ハソン 他
  • 配給:ロッテエンターテインメント
  • 公開:2015年(韓国公開は2017年)
  • 上映時間:109分
  • 製作国:韓国
  • ジャンル:アクション、コメディ、バディムービー、青春サスペンス

◆あらすじ(ネタバレなし)

感情先行型の行動派ギジュン(パク・ソジュン)と、理論重視の頭脳派ヒヨル(カン・ハヌル)は、警察大学で学ぶ2年目の警察官候補生。
性格は正反対ながらも、互いを補い合う名コンビとして日々訓練に励んでいた。
ある夜、街で偶然一人の女性が拉致される瞬間を目撃。すぐに警察へ通報するが、警察は別の事件を優先しており、2人の訴えはまともに取り合ってもらえない。
学校で学んだ理論と現実のギャップに直面した2人は、「自分たちで彼女を救う」と決意。
若さゆえの情熱と無謀さを抱えながら、夜の街を駆け抜ける2人の奮闘が始まる。

ここからネタバレありです

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ギジュンとヒヨルは、拉致現場の手掛かりから人身売買組織の存在を突き止める。
上官の制止を無視し、廃工場へ潜入した2人は、銃器を持つ犯人たちと対峙する羽目になる。
訓練だけの未熟な2人だが、互いを信頼し、知識と勇気で犯人を追い詰める。
命懸けの奮闘の末に被害者を救出するが、無断捜査の責任を問われることに。
それでも、2人の真っ直ぐな行動は周囲を動かし、最終的に事件は解決。
学校で学んだ“理論”を現実に変えた彼らは、警察官としての覚悟を胸に再び笑い合うのだった。

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momoko
「凸凹コンビは韓国にもいるのね。」

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yoribou
「そうだね。喧嘩ばかりするコンビも有れば、本作の二人の様に仲良しもある。ほほえましいね。」

◆考察と感想

『ミッドナイト・ランナー』は、青春の勢いと正義の衝動を描いた痛快なバディムービーだ。
感情で動くギジュンと理論で考えるヒヨル、相反する2人の関係は実に魅力的で、行動と理性の狭間で揺れる“若さの危うさ”が物語の原動力になっている。
彼らが直面するのは、警察という組織の無力さと社会の無関心。理論では救えない命があると知った時、彼らの中で“行動する勇気”が生まれる。

本作の魅力は、ただのアクションやコメディではなく、“正義を信じたい若者たちの純粋さ”にある。
2人のやり取りは笑えるが、その裏には現実社会への皮肉が潜んでいる。無謀でありながらも、彼らの直感的な行動には真実味があるのだ。

パク・ソジュンとカン・ハヌルの演技は見事で、特にラストの笑顔には彼らの成長が凝縮されている。
理屈ではなく、心で動くことの尊さを教えてくれるこの映画は、まさに“青春の一瞬を切り取った熱量そのもの”だと思う。
『ミッドナイト・ランナー』は、正義に迷いながらも走り抜けた2人の物語であり、観る者に「行動することの意味」を問いかけてくる作品だった。

◆モテ男視点

モテる男は、理屈より行動で示す。ギジュンとヒヨルが危険を承知で女性を救いに走ったのは、正義感だけでなく“見過ごせない心”があったからだ。
女性は強さよりも誠実さに惹かれる。恐怖を超えて動ける男の背中には、人としての魅力が宿る。
『ミッドナイト・ランナー』は、そんな行動力こそが信頼を生むと教えてくれる。

◆教訓

行動できる男はモテる――正義も恋も、頭で考えるよりまず一歩踏み出す勇気が鍵だ。

◆あわせて読みたい

行動できる男はモテる――正義も恋も、頭で考えるよりまず一歩踏み出す勇気が鍵だ。


  • 『最後まで行く』(2014年)

    追い詰められた刑事が、事故をきっかけに暴走していく韓国サスペンス。極限状態での判断力と執念が、『ミッドナイト・ランナー』の若き情熱と共鳴する。

  • 『892 ~命をかけた叫び~』(2022年)

    社会の理不尽に立ち向かう一人の男の行動が人々の心を動かす実話ドラマ。組織に頼らず自ら正義を貫く姿が、ギジュンとヒヨルの決断と重なる。

◆評価

項目 点数 コメント
ストーリー 18 / 20 警察学生の無謀な捜査を軸に、青春と正義を描いたテンポの良い構成。笑いと緊張のバランスが絶妙で、最後まで疾走感を失わない。
演技 19 / 20 パク・ソジュンとカン・ハヌルの掛け合いが最高。感情と理性の対比が自然で、友情の深まりをリアルに感じさせる演技力が光る。
映像・演出 17 / 20 韓国映画らしい臨場感あるアクションと緊張感のあるカメラワーク。派手すぎず現実味を保ちながらも、青春の熱量をしっかり伝える演出。
感情の揺さぶり 18 / 20 危険を顧みず突き進む2人の勇気と、失敗を通して得る成長が胸を打つ。ラストの笑顔に“正義を信じる強さ”が滲み出ている。
オリジナリティ・テーマ性 18 / 20 警察学校の学生という設定を通じて、若者の理想と現実を描いた切り口が新鮮。コメディと社会性を融合させた点に韓国映画の巧さを感じる。
合計 90 / 100 笑いと熱血、理想と現実が見事に融合した青春アクション。バディの絆と行動力が観る者の心を突き動かす、勢いと真心に満ちた傑作。

◆映画の後は質の良い睡眠を

『ミッドナイト・ランナー』の“行動力”は、しっかり眠れてこそ。
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