📘 作品情報
- 英題:Hush
- 監督・脚本:ジョナサン・ダービー
- 脚本:ジェーン・ラスコー二
- 出演:ジェシカ・ラング、グウィネス・パルトロー、ジョナサン・シェック 他
- 配給:トライスター・ピクチャーズ
- 公開:1998年
- 上映時間:95分
- 製作国:アメリカ
- ジャンル:サスペンス、スリラー、心理ドラマ、家族劇
- 視聴ツール:Netflix、吹替、自室モニター
🎭 キャスト
- ・マーサ・ベアリング:ジェシカ・ラング 代表作『トッツィー』(1982年)
- ・ヘレン・ベアリング:グウィネス・パルトロー 代表作『恋におちたシェイクスピア』(1998年)
- ・ジャクソン・ベアリング:ジョナサン・シェック 代表作『すべてをあなたに』(1996年)
- ・フランクリン・ヒル医師:ハル・ホルブルック 代表作『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007年)
- ・アリス・ベアリング:ニナ・フォック 代表作『追憶』(1973年)
📝 あらすじ
若き女性ヘレンは、ニューヨークで都会的な生活を送りながら、恋人ジャクソンとの幸せな日々を過ごしていた。やがて二人は結婚を決意し、ジャクソンの故郷である南部の農場へと移住することに。
そこにはジャクソンの母・マーサがひとりで暮らしており、彼女は新婚の2人を手厚く迎え入れるように見えた。だが、マーサの態度は徐々に奇妙なものへと変わっていく。家事や出産準備を強引に仕切り、些細なことに過敏に反応し、息子ジャクソンに過剰な干渉を続けるのだ。
田舎の静かな環境と、義母との距離が縮まらない生活。次第にヘレンは「この家で自分が孤立しているのでは」と感じ始める。そしてある日、マーサの“ある秘密”がほのめかされたことで、ヘレンの疑念は確信へと変わっていく──。
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🩸 ネタバレあらすじ
マーサはかつて夫を失い、その喪失を埋めるように息子ジャクソンへの執着を強めていた。実は、ヘレンが妊娠したと知った直後から、マーサはあらゆる手段で彼女を支配しようと画策していた。
落ち着いた表情の裏で、マーサは家の中に不穏な空気を満たしていく。病院に行かせず、産婆を独断で手配し、ヘレンの体調や選択を次々に奪っていくのだ。
ついには出産の場面でも、マーサの支配欲が爆発。ヘレンの命に関わる状況にも関わらず、冷静を装いながら計画的にヘレンを危険に晒していた。
しかし、ヘレンは偶然見つけた写真や過去の新聞記事から、マーサのかつての狂気と夫の死にまつわる真相にたどり着く。最後は、ジャクソン自身が真実を知り、母との決別を決意。家族という“聖域”が、いかに脆くも恐ろしい場所になりうるかを突きつけるラストとなる。
💬 モテ男として、この映画から学ぶこと
この映画を観て、まず思うのは「家族関係って、想像以上に人間関係の核心を突く」ということ。マーサのような人物に対して、愛情と執着の境界を見誤ると、パートナーに地獄を見せることになる。
つまり、モテる男とは──母からの影響や過去をきちんと整理し、パートナーとの“今の関係”を大切にできる男。優しさとは、自分のルーツとしっかり向き合った先に初めて生まれるのかもしれない。
“支配しないで支える”という姿勢、それこそが魅力だと思う。
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