🎬 作品情報
- タイトル:イグナイト -法の無法者-
- 放送局:日本テレビ系
- 放送期間:2025年4月〜
- 脚本:吉田真侑子、石原武龍
- 演出:西浦正記、田中誠一
- 主題歌:UVERworld「REVOLT」
- ジャンル:法廷ドラマ、ヒューマンサスペンス
- 配信:Hulu、TVer(見逃し配信)
🎭 キャスト
- 宇崎凌:間宮祥太朗
- 轟謙二郎:仲村トオル
- 伊野尾優:上白石萌歌
- 桐石直人:及川光博
- 浅見律子:りょう
🎬 作品情報
- タイトル:イグナイト -法の無法者-
- 放送局:日本テレビ系
- 放送期間:2025年4月〜
- 脚本:吉田真侑子、石原武龍
- 演出:西浦正記、田中誠一
- 主題歌:UVERworld「REVOLT」
- ジャンル:法廷ドラマ、ヒューマンサスペンス
- 配信:Hulu、TVer(見逃し配信)
🎭 キャスト
- 宇崎凌:間宮祥太朗
- 轟謙二郎:仲村トオル
- 伊野尾優:上白石萌歌
- 桐石直人:及川光博
- 浅見律子:りょう
📖 第1話~第10話 あらすじ
第1話「着火させる奴ら」
“争いは、起こせばいい”と考える法律事務所で弁護士として働くことになった宇崎(間宮祥太朗)。ターゲットの美咲(土屋太鳳)に近づくが、宇崎の発言で敵視されてしまう。だがその裏には、彼なりの信念が隠されていた。
第2話「強豪校に潜む闇」
轟(仲村トオル)らは、自殺未遂したラグビー部員の弟・颯斗(宮近海斗)に着目。部内のいじめが原因と噂される大学に宇崎が潜入し、保護者説明会の裏側に潜む闇をあぶり出していく。
第3話「囚われの海」
大衆食堂を営む恭子(アンミカ)から、外国人実習生の怪我について相談を受けた宇崎は、伊野尾(上白石萌歌)とともに現場へ向かう。伊野尾は調査中に妙な視線を感じ、緊張が走る。
第4話「約束の発明」
ターゲットの社長・一也(原嘉孝)に近づくも、訴訟を頑なに拒まれてしまう。轟は宇崎と高井戸(三山凌輝)を組ませ、鍵を握る人物に接触。過去の“約束”が事件の背景に浮かび上がる。
第5話「カメレオンの男」
バス事故隠蔽に関与した市長・音部(髙嶋政伸)を追い込むため、轟は桐石(及川光博)にある策略を依頼。桐石に同行する宇崎は、疑惑の真相へと迫っていく。
第6話「裏切りの行方」
宇崎は市職員の自殺原因が音部にあるとにらみ、伊野尾と聞き込みを開始。一方、轟は自身の弁護士資格を失う危機に直面し、事務所全体に緊張が走る。
第7話「伊野尾の記憶」
盗撮写真が拡散される中、彩音(伊礼姫奈)は静観を望む。宇崎は動こうとするが、伊野尾が自身の過去を彩音に語ったことで、事件は思わぬ方向へと展開していく。
第8話「愛か、正義か」
GIテクノロジーズに関係する東亜病院を訴えたいという依頼が持ち込まれる。だが、手術を控えた桐石の妻の執刀医が調査対象であることが判明し、宇崎たちは板挟みに。
第9話「エピソード0」
5年前。思春期の娘・佳奈(藤﨑ゆみあ)の誕生日を祝おうとする轟。かつての事件と重なるように、彼の父親としての苦悩と弁護士としての信念が描かれる。
第10話「最後の戦いへ」
宇崎はバス事故の核心に迫るため、裕生(宮川一朗太)が勤務していた会社へ伊野尾と訪問。浅見(りょう)は裏で動く人物の正体に迫り、事務所は大きな転換点を迎える。
🧩 総括あらすじ
弁護士・宇崎凌が所属するのは「争いは起こしてこそ正義」と信じる異端の法律事務所。各話では、スポーツ界の闇、外国人労働者の搾取、政治家の隠蔽、医療と企業の癒着など、現代社会のグレーゾーンを舞台に、宇崎たちが真実を暴き、依頼者の“怒り”を法の炎で照らしていく。敵味方の線引きが曖昧な中、信じる正義を貫こうとする彼らの姿勢が、やがて組織の崩壊や自らの信念と向き合う試練へとつながる。最終章では、過去の事件が繋がり、個人の選択と覚悟が試される闘いへと発展する。
💬 考察と感想
『イグナイト』は、よくある正義の弁護士ドラマじゃない。むしろ、どこか危うくて、利害や政治と手を組んででも依頼人を守る──そんな現実味のあるローファームが舞台になっている。この「理想じゃない正義」の描き方が、今の時代の価値観にぴったりだと感じた。
主人公の宇崎(間宮祥太朗)は、一見クールで理知的。でも、その奥に熱を隠し持っている。黙って耐える人間の代わりに、火をつけてでも「怒り」を届けようとする姿勢には、共感しかない。彼の中にある“誰かのために怒る力”は、実は現代に失われつつある優しさの裏返しなんだと思った。
一方で、轟(仲村トオル)の存在感も圧倒的だった。正義よりも戦略、信念よりも結果。そのリアルな割り切り方は、理想論では動けない現実の象徴のようだった。それでも、娘への思いを軸に人間的な揺らぎを見せたあたりが、このドラマの深さを支えていた気がする。
全10話を通して感じたのは、「正しさよりも、選択の重み」を描いているということ。法は万能じゃない。勝ったとしても、何かが取り戻せるわけじゃない。それでも進まなきゃいけないとき、人はどんな顔で立ち上がるのか──そんな問いかけが突き刺さるドラマだった。
ラストに向けて、伏線を拾いながらも完璧に整理されたわけではなく、やや唐突な展開もあったが、それすらも“現実的な未完性”として受け取れた。すべてを割り切れない人生の複雑さに、俺はむしろリアリティを感じた。次回作があるなら、もっと泥臭く、もっと人間臭い彼らを見てみたい。
🧠 教訓
本当にモテる男は、誰かの怒りに火をつける覚悟を持っている。
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