◆映画『ブリック』の作品情報
- 監督・脚本:フィリップ・コッホ
- 出演:マティアス・シュヴァウクホファー、ルビー・O・フィー 他
- 配給:Netflix
- 公開:2025年
- 上映時間:99分
- 製作国:ドイツ
- ジャンル:サスペンス・スリラー、SF、ヒューマンドラマ
- 視聴ツール:Netflix、吹替、自室モニター
◆キャスト
- ティム:マティアス・シュヴァイクホファー
代表作『アーミー・オブ・シーブス』(2021年) - リヴ:クリスティーヌ・シュルツ=シュティーラー
代表作『私たちの自由な世界』(2020年) - マーヴィン:フレデリック・ラウ
代表作『ヴィクトリア』(2015年) - アナ:フィネガン・オルダーファー
代表作『デッド・ウィンド シーズン2』(2019年) - ユーリ:ミヒャエル・ヴィッテンボルン
代表作『恋人はアンリミテッド』(2017年)
『ブリック』(2025年)あらすじ
ゲームデザイナーのティムと妻リヴは、過去のつらい出来事により、夫婦関係に深い溝を抱えていました。二人はかつての思い出の地パリへの旅行で再出発を試みようとしますが、それも叶わず、ついにはリヴが家を出ようと決意します。
しかしその瞬間、玄関の前に突如として現れた“黒い壁”が、ふたりの脱出を阻みます。さらに、すべての窓や出入口、インターネットやテレビなどの通信手段までもが遮断されていることが発覚。
この異常な事態に戸惑いながらも、ティムとリヴは原因を探ろうとします。果たしてこの壁の正体は? そして、なぜふたりは閉じ込められてしまったのか——。
映画『ブリック』は、圧倒的な閉塞感と心理的な緊張感を軸に描かれるドイツ発のサスペンススリラーです。
▼ ここからネタバレありです(クリックで展開)
黒い壁に閉じ込められたティムとリヴは、隣室から聞こえる悲鳴に導かれて壁を破り、ジャンキーのカップル・マーヴィンとアナと合流します。やがて彼らは協力し、この建物が19世紀に建てられたことから、防空壕が地下にある可能性に賭けて下の階を目指します。
次々に現れる住人たち——孫娘と暮らす老人、終末論者を信じる元警官ユーリらと出会いながらも、彼らは閉鎖された空間に潜む疑念や恐怖と向き合うことになります。中にはこの壁が外の危機から住人を守る“防御装置”だと信じる者も現れ、衝突も起こります。
やがて明らかになるのは、監視カメラやモニターの存在、そしてこの異常空間が“事故”によって生まれたものである可能性でした。最後にティムとリヴが見たのは、ハンブルク全体が同様の黒い壁に囲まれている衝撃的な光景。
それは人間の心の奥底にある“分断”の象徴なのか、あるいは人類の作り出したテクノロジーの暴走なのか——『ブリック』は、視覚的インパクトと深い余韻を残す、心理SFスリラーです。
◆考察と感想
Netflixで配信されていた『ブリック』、久々に当たりだった。最初はよくある「密室もの」かと思って観ていたんだけど、観進めるうちに、これは単なる脱出劇じゃないって気づかされた。
黒い壁に閉じ込められた夫婦が、外に出ようと試行錯誤する展開なんだけど、この“壁”っていうのが物理的な障害ってだけじゃなくて、夫婦の間にある“心の壁”の象徴として描かれているのがうまい。…(※中略せず続いてます)
💡 モテる男の考察
『ブリック』は、恋愛でも仕事でもすれ違いが続いたとき、どう向き合うかを突きつける映画だ。閉じ込められた状況は極端だけど、実は俺らも日々“心の壁”を感じてる。相手と本音で話す勇気って、サバイバルの知識よりよっぽど重要なんだなって思った。恋人やパートナーと観たら、終わったあと語りたくなる一本。こういう深みある作品をサラッと語れる男、ちょっとかっこいいよな。
📘 教訓・学び
本音から逃げると、心の壁はどんどん高くなる——だから、ちゃんと向き合える男が一番モテる。
◆評価
項目 | 点数 | コメント |
---|---|---|
ストーリー | 17 / 20 | 意味が分からないのがだんだん分かってくるのは非常に気持ちいい。 |
演技 | 18 / 20 | 感情を表に出すキャラばかりなので演技の引き出しが活かされていた。 |
映像・演出 | 18 / 20 | 極端に派手ではないが、閉塞感や心理描写の演出が効果的だった。 |
感情の揺さぶり | 15 / 20 | 共感や焦燥感はあったが、涙や怒りまで至る描写は控えめ。 |
オリジナリティ・テーマ性 | 18 / 20 | 閉じ込めと心の壁を重ねた構造が秀逸。社会批評性も兼ねる。 |
合計 | 86 / 100 | サスペンスの緊張感と心理劇が美しく融合した、静かな衝撃作。 |
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