第1章:歴史的快挙の夜
2025年5月4日(日本時間5日)、ボクシングの聖地・米ラスベガスT-モバイル・アリーナにて、世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチが行われた。王者・井上尚弥(大橋ジム)は、挑戦者でWBA1位のラモン・カルデナス(米)を相手に8回45秒TKO勝利を収め、4度目の防衛に成功。さらに、世界戦KO数を「23」とし、あのジョー・ルイスを抜いて歴代単独最多記録を打ち立てた。
第2章:試合の流れと見どころ
初回から互いに鋭いパンチを繰り出す緊張感のある立ち上がりとなったが、波乱は2回に起きた。井上が左フックを被弾し、プロキャリアで2度目となるダウンを喫する。しかしすぐに立ち上がると、4回以降はジャブとコンビネーションでペースを掌握。7回には鋭い右でダウンを奪い返し、8回にはロープ際に追い込んで連打を浴びせ、レフェリーが試合を止めた。
第3章:記録ずくめのTKO劇
この勝利で、井上は世界戦でのKO数を「23」とし、これまでの最多記録だったジョー・ルイスの「22」を上回った。世界戦での連続KO勝利は11に伸び、戦績は無傷の30勝(27KO)。「KOで終わらせなければいけない」という試合前の言葉を有言実行した。
第4章:ラスベガスでの歓声と進化
これまでのラスベガス戦はコロナ禍の影響で制限があったが、今回の会場は2万人のファンが熱狂するフルキャパシティ。堂々たる入場とパフォーマンスで、アメリカのファンの心をつかんだ。今や井上は「日本の英雄」から「世界のスター」へと進化を遂げている。
第5章:今後の展望
井上の次戦は2025年9月、日本でWBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合が内定。さらに12月にはフェザー級に階級を上げ、WBA王者ニック・ボール(英国)との5階級制覇戦がサウジアラビアで予定されている。歴史は、まだ続く。
第6章:俺の感想
いやー、正直言って、2回のダウンには肝を冷やした。まさか井上がやられる?と一瞬思ったけど、そこからの立て直しがまさに“モンスター”。冷静さと爆発力が同居しているのが、井上の真骨頂だよな。記録もすごいけど、それ以上に「観ていて心が震える」選手だと、改めて思った。
第7章:戦績とプロフィール
- 氏名:井上 尚弥(いのうえ なおや)
- 生年月日:1993年4月10日
- 出身:神奈川県座間市
- 所属:大橋ボクシングジム
- 戦績:30戦30勝(27KO)
- 主なタイトル:ライトフライ級~スーパーバンタム級までの4階級制覇、世界戦KO数歴代最多(23)
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俺はボクシングはちょいちょいある試合は必ず観ていて鑑賞は好きだが、井上尚弥は間違いなく「時代を変える存在」。観れる時代に生まれてよかった!
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