【書籍】『犬が伝えたかったこと(マンガ)』

読書

  • タイトル:犬が伝えたかったこと(マンガ)
  • 著者:花谷 美枝(原作)/高倉 陽樹(漫画)
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2023年9月
  • ページ数:160ページ
  • ISBN:978-4-04-897469-7
  • 価格:1,200円(税別)
  • ジャンル:エッセイ・感動実話/ペット/コミック

本書の概要と特徴

『犬が伝えたかったこと(マンガ)』は、読者から寄せられたエピソードをもとに、犬と人との心のつながりを描いた感動のオムニバス作品。
捨て犬、老犬、介護、別れ、再会――ページをめくるたび、言葉では伝えられない“犬たちの想い”が胸を打ちます。やさしい絵柄とシンプルな構成で、どんな世代の読者にも届く一冊です。

内容のポイント

  • 1. 実話ベースのエピソード
    飼い主の体験談をもとにした心に響くストーリー構成。
  • 2. ペットとの絆の深さ
    無償の愛と信頼関係が静かに描かれる。
  • 3. 読みやすいマンガ形式
    やさしいタッチで描かれた絵が感情を引き立てる。
  • 4. 人生の価値観を見直すきっかけ
    命の重みや別れの尊さを改めて考える契機に。

著者プロフィール

  • 花谷 美枝:動物とのふれあいや愛護をテーマにしたエッセイや講演多数。
  • 高倉 陽樹:実話をもとにした感動系コミックを得意とする漫画家。

読後の感想と気づき

俺がこの本を手に取ったのは、正直言ってそこまで深い理由はなかった。

だけど読み進めていくうちに、ページをめくる手が止まらなくなった。

昔飼ってた犬の顔が、ふと頭に浮かんでな。

特に、老犬の介護や別れの話が出てきたあたりから、もうダメだった。胸にグッとくるっていうか、あの頃のこと思い出して涙が止まらなかった。

この本に出てくる犬たちは、みんな言葉じゃなく“想い”で語りかけてくるんだよな。「ありがとう」とか「大好きだよ」って、静かに伝えてくる。それが逆にリアルで、優しさがズシンと響いた。

それに、絵のタッチも柔らかくて、読む人の気持ちにちゃんと寄り添ってくれる。重いテーマなのに、どこか温かくて、読後感がやさしいんだ。

「もっと優しくできたかも」って少しだけ後悔したけど、この本が「それでも伝わってたよ」って背中を押してくれた気がした。

これは、犬好きだけじゃなくて、誰かを失った経験がある人にも届く一冊だと思う。

俺にとっては、“心の奥にしまいこんでた記憶”を、やさしく開けてくれたような、そんな読書体験だった。

教訓・人生への応用

  • 「今ある命」を大切にする視点:後悔する前に、愛情を伝えよう。
  • 言葉にしなくても伝わる想い:沈黙のなかに、感謝と信頼がある。
  • 共に過ごした時間こそが財産:別れのあとに残るのは、記憶と温もり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました