- タイトル:心療内科医が教える本当の休み方
- 著者:鈴木裕介
- 出版社:アスコム
- 発売日:2022年12月
- ページ数:240ページ
- ISBN:978-4-7762-1263-5
- 価格:1,540円(税込)
- ジャンル:自己啓発・メンタルヘルス・ライフスタイル
📝 本書の概要と特徴
心療内科医である鈴木裕介氏が、医学と心理学の視点から「休息」の本質をひも解きます。
仕事を頑張るあまり“回復の仕方”を忘れたすべての人に届けたい一冊です。
💡 内容のポイント
- ✅ 「脳の休息」と「自律神経の回復」
身体ではなく“脳と神経”を休ませることの大切さを解説。 - ✅ 頑張りすぎる人ほど「休み方」を知らない
高ストレス下の人にこそ読んでほしい心の処方箋。 - ✅ 実践的な「やめる習慣」リスト
完璧主義、罪悪感、自己否定から距離を置くテクニックが豊富。 - ✅ “がんばらない”ための知恵
意志の力より「仕組み」で回復する方法に注目。
👨⚕️ 著者プロフィール
- 鈴木裕介:心療内科医・内科医。YouTubeや書籍、SNSを通じて、医療・メンタルヘルスに関する発信を精力的に行う。「自分を休ませるスキル」を重視したやさしい語り口で、多くの読者・視聴者の支持を集める。
💬 読後の感想と気づき
休みの日にスマホを触りながらゴロゴロしてても、なんとなく気持ちが落ち着かない。
仕事のメールは見ないようにしてるつもりなのに、どこかで「今この時間、本当にサボってていいのか?」って、自分を責めてる感じがずっとあった。
そんなときにこの本を読んで、目からウロコが落ちたっていうか、「ああ、俺って“休むスキル”が圧倒的に足りてなかったんだ」って気づかされたんだよな。
著者の鈴木裕介さんは、単に「休もう」とか「リフレッシュしよう」って言うんじゃなくて、休むっていう行為そのものにも仕組みと設計が必要だって教えてくれた。
特に印象に残ったのは、「意志の力ではなく、環境で休む」っていう考え方。
無理して意識的にリラックスしようとしても、結局それすら“頑張ってる”ことになるんだよな。
たとえば、寝る前にスマホをやめて“脳を冷やす時間”をつくるとか、
「自分を否定しない言葉」を持っておくとか、
一見当たり前なようで、でもちゃんと仕組みにしてないとできないことばかりだった。
俺はずっと「努力の仕方」は学んできたけど、「回復の仕方」はまったく学んでこなかった。
だからこそこの本は、ただの自己啓発じゃなくて、「生きる技術」としての休息を教えてくれる1冊だったと思う。
そして、「がんばり続ける人こそ、休む力が必要」という言葉が、俺には何より刺さった。
今まで「やる気が出ないのは甘えだ」と思ってたけど、それってもう古い価値観なんだよな。
この本を読み終えたあと、ふっと肩の力が抜けた感じがした。
無理にポジティブにならなくてもいい。70点でいい。
そう思えるだけで、明日からの自分が少し軽くなった気がした。
自分にやさしくすることは、甘えじゃなくて「技術」なんだ。
そう胸を張って言えるようになったのが、俺にとって一番の収穫だった。
🌱 教訓・人生への応用
- 「休む力」は、これからの時代の必須スキル:自分を労わることで、持続可能な働き方が見えてくる。
- 意志よりも仕組みで整える:「頑張らない仕組み」を意識して暮らしに落とし込む。
- 完璧じゃなくていい:70点でも十分。自分にやさしく、心地よく過ごす工夫を。
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